MHIIS
健康・医療・社会イノベーションセンター
Center for Medical and Healthcare Innovations and Inclusive Society(MHIIS)

働く人々の心身の健康・ウェルビーイングの向上を目指す調査研究

研究紹介/調査の全体像

本プロジェクトは、都市で働く人々の健康・働き方・生活習慣・メンタルヘルスなどのデータを、毎年継続的に収集・蓄積する「都市型ウェルビーイング・データベース」を構築する取り組みです。
森ビル株式会社と共同で、都市のオフィスワーカーを対象とした大規模なデータベースを基盤に、多様な企業・研究機関と連携した調査・研究を進めています。

Overview

調査の内容

本研究では麻布台ヒルズで働くオフィスワーカーを対象に、2つの調査を行っています。

第1層

基礎となるウェルビーイングアンケート調査や健診データの収集

麻布台ヒルズで働くオフィスワーカーを対象に、Webアンケートや定期健康診断データ(任意)を継続的に収集し、データベースを構築します。このデータベースは、働く人々の健康課題を定量的に俯瞰する基盤として位置づけられており、今後の詳細分析や介入研究に向けたベースラインの構築という重要な役割を担っています。

主な取得データ

Webアンケート(所要時間:約20分/年1回)

必須回答

ウェルビーイング

生活全般の満足度や生きがいを感じているかを伺います。

ワークエンゲージメント

仕事に対してどのように感じているかを伺います。

メンタルヘルス

気分の落ち込みや不安の程度について伺います。

任意回答

生活習慣と働く環境など

健康維持・増進に向けた生活習慣への意識、街の健康づくり施策への関心等を伺います。

社会的背景・嗜好品・昇進意欲など

生活習慣や働き方の基盤を理解するため、仕事や家庭環境について伺います。

健診データ

勤務先で行っている健診データの共有もお願いしています。

第2層

様々なデバイスを用いた詳細データの収集

第1層のウェブアンケート調査に参加した方のうち、希望者のみが参加する調査です。
近年、PHR(Personal Health Record:パーソナル・ヘルス・レコード)を活用した健康創りに注目が集まっています。私たちは、このPHRの可能性に早くから着目し、ウェアラブルデータ等を活用した研究を行っています。

NEW 2026年開始 Bring Your Own Device(BYOD) あなたのデバイスを活用した深堀りデータの収集

2026年から開始する本研究では、普段お使いのウェアラブルデバイスと独自開発した研究用スマートフォンアプリを連携し、歩数、睡眠、心拍、活動量などの日常のライフログをご提供いただきます。これらのデータを継続的に解析することで、日々の生活習慣と心身の健康との関係を明らかにし、一人ひとりに適した健康づくりの実現を目指します。ウェアラブルデバイスをお持ちでない方には、一部機器の貸し出しも予定しています。本研究では、こうした研究成果を生かし、参加者の皆さまにも日々の健康管理に役立つ情報や新たな気づきをお返しできる仕組みづくりを目指しています。

【限定募集中】 ウェアラブル心電計を用いた連続心電図データ収集

胸部に貼付する小型ウェアラブル心電計を用いて、日常生活における心電図を連続的に記録するとともに、睡眠状態や身体活動、自律神経機能を評価します。さらに、生活習慣、ストレス、心理状態などのデータを組み合わせて、循環器機能・睡眠・メンタルヘルスの相互関係を多面的に解析します。これにより、従来の健康診断では把握が難しい健康状態の変化や疾病リスクを可視化し、心身の不調の早期発見や予防につなげることを目指しています。また、参加者には心電図解析や睡眠解析の結果をフィードバックし、自身の健康管理に役立てていただきます。

FLOW

調査の流れ

本調査は、麻布台ヒルズで働くオフィスワーカーを対象に、年1回の定期的なサイクルで実施される都市型コホート調査です。
調査はおおよそ以下の流れで進行します。
※調査による参加者の負担は最小限に抑えていますが、ご負担を感じた場合はご自身の判断で回答を中止していただけます。

年1回のサイクルで毎年継続

  1. 1

    調査の募集開始

    所属企業や麻布台ヒルズ内に掲示するポスター等を通じてご案内します。
    ※研究への参加可否による人事上の不利益はありません。

  2. 2

    参加の申し込み

    一人ひとりからの直接のお申し込み(個人参加)です。

  3. 3

    Webアンケートに回答 即時フィードバック

    ウェルビーイングや働き方についてご回答いただきます(20分程度)。

  4. 4

    健診データの提出 任意

    ご提出いただくと、より精度の高い解析・フィードバックが可能になります。

  5. +

    デバイスを用いた深掘り研究 希望者のみ

    ウェアラブルデバイス等で、健診では分からない健康状態を深掘りできます。

feedback

調査のフィードバック

本研究で得られた結果を参加者にフィードバックすることで、より健康な生活を送るためのヒントとしていただくことを目指しています。

アンケート結果がすぐにわかる

回答が終わると、個人向けダッシュボードから回答結果の比較や回答に基づくアドバイス、人生に対する満足度、仕事への前向きさ、休息の質などの結果が確認できます。

※公開される回答結果において個人が特定されることはありません。

参加者限定イベントへご招待

慶應義塾大学の医師や研究者による解析結果の解説やウェルビーイング、睡眠など健康に関するセミナー等のイベントにご招待します。

深掘り研究へのご参加

最新のウェアラブルデバイス等を用いて、健康診断では分からないご自身の健康状態を深掘りする研究にご参加いただけます。例:簡易脳波計を用いた睡眠検査、腸内環境チェックなど

参加者からの声

実際に参加して改めて感じたのは、一日の大半を占める仕事の時間が、いかに自分の心身に影響を与えているかということでした。仕事への熱意(ワークエンゲージメント)を保つことが不可欠だと痛感し、それ以来、忙しい中でも意識的に「息抜き」をするようになりました。私にとってそれは、移動時間に英語のラジオを聞くこと。仕事とは違う脳を使うこの時間が、結果的に仕事へのモチベーションを維持する鍵になっていると気づきました。(20代・女性)

いざ調査を受けてみると、自分では前向きに回答したつもりが結果は中央値。「世の中にはもっと幸福な人がいるのか…」と少し落ち込んだり、専門家の先生から「頑張って腸活をしても、腸内細菌は3週間で元に戻る」と聞いて衝撃を受けたりと、発見の連続でした。情報が溢れる今、私がこれからの研究に期待したいのは、むしろ「これは効果がない」というような、情報の"断捨離"です。(50代・男性)

働く人々の健康と、
未来につながる取り組み

本プロジェクトは、アンケートや健診など、日常に無理なくできる調査を通じて、働く人々の健康づくりにつながる研究です。
ご関心をお持ちいただけた方は、下記フォームよりお申し込みください。

研究参加申込みはこちらから